書籍・雑誌

伊織さん、そりゃないよ~

今日は最近読んだ本の書評など。

『蚊トンボ白鬚の冒険』(著:藤原伊織)
【羽音と不思議な声がすべての始まりだった…。陸上競技への夢を断念し、水道職人となった若者・達夫の頭の中に、ある日奇妙な生物が侵入してくる。
その名も 蚊トンボ・シラヒゲ。
超人的能力を得た達夫は、アパートの隣人・黒木を理不尽な暴力から救うのだが。
しかし、それは恐るべき闇社会との対決を意味していた。】

紹介文を読んで解る通り、設定的にはSFです。
とはいえそのあたりの設定に関するあれこれは最後まで明かされることはありません。
能力を得た主人公とやくざとの戦い、そしてその中での登場人物たちの在り方を軽快な文体で描いたアクション小説です。
個人的にはとても楽しめたのですが……。

「おら、待てい藤原伊織っ!!」
「はいはい、今度はどうしたんですかおじいさん?」
「誰がおじいさんやねん!…やなくて、あの最後はどうなんや?」
「どうなんや、って言われても。いや気持ちは分かるけどね」

衝撃の結末です。
自分は話の締め方についてはある程度予想してましたが、さすがにあそこまでとは思っていませんでした。もうびっくりです。
とはいえ面白いのは確かですから、みなさん1度お試しあれ!

蚊トンボ白鬚の冒険
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文学少女といえば?

友人(いつも出てくるアイツではありません)に勧められて、『文学少女シリーズ』なる小説を読んでみました。
ええまあ、今更ですけどねっ。
で、感想なんですが。

「こ、これは面白いっ!」

ジャンルとしてはミステリに属するかと思うんですけど、謎解きうんぬんはそれほど重視されていません。むしろこれでもかというくらい前面に出てくるのは、登場人物たちの秘めたる重い情念や鮮烈な感情の発露だと思います。
これまで挿絵的にスルーしていたのですけど、それを今では後悔しているくらい気に入ってしまいました。

「サイトのタイトルが泣いてるで?」
「いいんですっ、SF以外だって面白い小説はたくさんあるんだから」
「……まあ確かにな。○ラン○書院○庫にも名作はあるしな」

キミは『フ○○ス○院文○』専門なんかいっ!

 

文学少女と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)

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グインサーガ未完となる、の件について

まあ今更ですけど、栗本薫さんご逝去について。

 グインサーガが御大のライフワークであることは周知の事実な訳ですけど、よもやこんな早くに未完となるとは思っていませんでした。
不謹慎ではありますけど、一読者としては完結を望めないことが残念でなりません。
誰か続きを書いてくれないかなあ、などと思ってみたり……。

「なんなら俺が書いてやろうか?」
「突然出てきたとおもったら、また何を言い出しますかっ」
「まあ話を聞けや。こう見えても俺、小説の類はよく読むんやで?」

悪友のニヤリとした笑みに、イヤな予感が脳裏をよぎる。

「んー、じゃあ、たとえばどんなの読むわけ?」
「フラ○ス書○文○、とか」
「………」

官能小説かいっ!?

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シャングリ・ラ

この前本屋に寄ったら、やけにうずたかく積まれた小説が目に入った。
手にとったそのタイトルは「シャングリ・ラ」。どうやら好物のSF小説らしい。
これは買いだ、と喜び勇んで買って帰ったのですが・・・。

・・・駄目だこれは。
詳細には触れないけど、前半部の大胆で大風呂敷な世界観に比して、後半の漫画チックな無茶苦茶な展開が違和感ありすぎて。
下巻を読んでて、何か別の本を買ってしまったのかと疑ってしまいました。
SFということで、もっと理詰めの話を期待してたんだけど、どうも選択を誤ったみたい。
表紙に騙された、のかなあ。

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